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いとうけいすけに100の質問

Q026:

坂本:
ぶっちゃけ(誰にも言いませんので)、湯川くんのこと、どう思いますか。

いとう:
吸収率が凄い。
サウンド制作って、作業行程を示したからって誰にでも簡単に出来るものではないですが、
彼の場合は違う。漏らさずに吸収するし、肌もかぶれない。

それに娘の写真に自分で「パパ頑張って」と吹き出しを付けてるところも燻し銀な凄みがありますね。
彼もまた優勝候補の1人でしょう。

Q027:

坂本:
「銃声とダイヤモンド」の開発終盤で、自発的に楽曲を何曲か追加で
作曲されたとのことですが、その意図はどのようなものだったのでしょうか。

いとう:
銃声とダイヤモンド、クリアまでの総プレイ時間を10時間強とすれば、
だいたいアニメ2クール分ぐらいの分量ですよ。
それに対しての総楽曲数を考えると、ちょっと少なく感じたんですね。
エピソード1をテストプレイしてみて、8割方BGM出揃っちゃった感じで。

これは演出の麻野さんと私の感覚との差異ですが、
テストプレイしてみたら以外とBGMが鳴るシーンが多かったんです。
もう少し要所に絞って当てるのかな、と想像していたんですが、
予想外にBGMを鳴らしてもらっていたのでこりゃいかん、足らんぞ、と。

私の方ではBGMを要所で鳴る想定で作曲してしまったので、
割と1曲が豪華というか、キチンと作ってしまったんですよ。
ゲームとしては、例えば単音のシーケンスで十分埋まる場面なんかが割とあって、
そういう箇所はそういう曲を足していかねば、と思ってしまったもんだから、
マスターアップ目前ですよーという状況で「BGM追加しまあす」は
流石に開発の皆さんを敵に回したかも、と思いました。
今でも笹平さんからは密かに恨まれてるんじゃないかと思っています。

Q028:

坂本:
本作の肝となるシステムとして「交渉システム」というものがあります。
これはユーザーが選ぶ選択肢によってリアルタイムに状況が変化していくという
アドベンチャーゲームとしても全く新しい試みですが、
音楽面で特に注意を払った部分というのはありますか。

いとう:
一部を除いて全編に渡って細心の注意を払いました。何と言っても「交渉」ですからね。
なんだか同じ事を何度も言ってるような気がしますが…。

とにかく「交渉」というもののイメージが淡々と、冷静に、といった「静」のイメージで、
言論による壮絶な死闘というよりも、双方落としどころを探って、妥協点を見つけていく、
という感じですよね。
感情的に考えて、いったいどこで盛り上がるのかと。

それでギリギリと胃が痛くなるような言葉の探りあいを音楽で演出するには、どんな音楽が合うだろう、って考え出したらギリギリと胃が痛くなってきたのでギリギリと胃を痛めがら作曲すればギリギリと胃が痛む感じは伝わるんじゃないかと思いました。
伝わりましたよね?
伝わったはずです。

交渉のクライマックスBGM(サントラ36曲目・ジャッジメント)だけは
何も考えずにノリで突っ走った結果です。
考えないということは無敵だということに気付きそうです。

Q029:

坂本:
今の喜びを、誰に一番に伝えたいですか。

いとう:
いえーい!天国の爺ちゃん見てるー?

Q030:

坂本:
いとうさんの趣味を教えてください。

いとう:
バイクでどこかに行くのが好きです。
どこに行くのか決めずに、適当に出発するのが好きなんですよ。

雨が降ったら乗れないからバイクは嫌だと思っている人が多いようですが
雨が降っても十分問題なく乗れるんです。
良い雨具は普通の雨なら完全に弾いてくれますよ。
濡れるのヤダって言い出したらもう少年の心を忘れた証拠です。
雨風を一身に浴びる喜びを理解出来ないというのは、自然を拒否するという傲慢な考えです。
考え改めるべきです。

本当にバイクは楽しいですね。1年ぐらい乗ってないけど。
今は雨風に晒されてマンションの駐輪場で錆を増殖させてます。

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Q031:

坂本:
「いとうさんは運が悪い」というお話を聞いたことがありますが
今まで最も不運だと思われたエピソードがありましたらお聞かせください。

いとう:
そんなに運が悪いとも思わないのですが…現にこうして素晴らしいお仕事を頂いて、
素晴らしいチームと共に素晴らしい仕事をすることが出来たんですから。
幸運なことじゃありませんか!

不運な事、不運な事…、本当にあまり思い出せないんですが、
以前自宅で画鋲を踏んづけて、あの、最もシンプルな金色の画鋲なんですが、
これを最も美しい形で垂直に踏んづけたのでなかなか取れなかったんですよ。
なんせ痛いし。
凄く痛かったです。
痛すぎたので一気に画鋲を引き抜けなかった。
ゆっくり捻りながらジワリジワリを抜きました。
今にして思えばそれが最も痛い抜き方だったんですけどね。
ようやく抜き取った画鋲に怒りを覚えて、床に叩き付けてやりましたよ。
胸がスッとしました。
それで部屋を出ようとした一歩目でさっき叩き付けた画鋲を
もう一回踏んづけた時は少しだけ不運だと感じました。

Q032:

坂本:
弊社の加藤浩義と2人で伊豆の温泉に旅行に行ったと聞いたのですが
この話は基本オフレコでしょうか。

いとう:
加藤さんは私にとって追いつきたい背中のひとつです。
彼のサウンドメイキングは実に素晴らしい。
制作ジャンルが被らないので気軽に情報交換するノリで
「クラブ系サウンドの何たるかを教えてよ!」と持ちかけたら、
じゃあドライブしながら音楽聴こうぜ!となり、
どうせドライブなら遠出しようぜ!となり、
どうせ遠出するなら温泉でも行こうぜ!泊まろうぜ!遊ぼうぜ!となったんですよね。

それでお互い在宅フリーランスという条件を最大限に活かし、
平日の真っ直中に温泉にいったわけです。
それがどういう意味を持つのかなんて何も考えずに。

「伊豆に行くならジュディ・オング記念館に行ってきなよ!」と坂本さんが余計なアドバイスをくれたため、
私と加藤さんは温泉旅館の離れで豪華な夕食をいただきなら、
「行くべきなん?」と相談してた所に仲居さんが来て、明日はどちらに行かれるんですか?
と問われて一瞬口籠もったんですよ。
ジュディ・オング記念館行きますってなんかアレで。
それが邪推を呼んだんでしょうね。

食後に部屋に戻ったら16畳ぐらいある和室の真ん中に布団がぴったりくっついて敷いてあって、
加藤さんが「近えよ!」と吠えながら布団を部屋の隅に引っ張っていきました。
平日に男二人で宿泊するというのは、世間一般的にはそういう事なのかと。

でもこの時、食事付き一泊\16,000で、チェックインから寝るまで、
ずっと加藤さんのノートPCでFM音源弄ってました。
FMシンセベース作ろうぜとかいって。
本当にそれだけ。
贅の極みを尽くした感がありますね。
あの時はみなさんお忙しい中、旅行強行突破して本当にすみませんでした。

Q033:

坂本:
いとうさんに電話すると、結構な確率でウンコをしていて
電話を取れない状態なのは何故ですか。

いとう:
結論から言うと、それはウソです。私はトイレでも電話を受けます。
排斥中でも出ますよ。その時は放出中の旨をきちんと伝えますし。
これは注意深く電話の声を聴いていれば、反響具合で判別出来ると思います。
これからは気を付けて聴いてみて下さい。
色々と情報公開していくことが大事なんだと思います。

Q034:

坂本:
いとうさんの好きな食べ物は何でしょうか。

いとう:
私は蜜柑が好きです。
エピソードですか。そうですね。ええと、蜜柑が好きすぎたので3食全部蜜柑でいいやと思った時期があって、ダンボールで10kg買って会社に持ち込んで、朝食、10時のおやつ、昼食、3時のオヤツ、夕食、夜食を全部蜜柑にしてたことがあります。
だいたい1回の食事で5個ぐらいですね。
よく食べ過ぎると手が黄色くなってくると言いますが、全身が変色してきますよ。
それで1週間ぐらいで体調不良で倒れました。

りんごダイエットとか、何か一食限定でダイエットしてる女性は凄いですよね。
身を削って脂肪そぎ落としてるようなもん。
命と引き替えに美貌を手に入れようとか悪魔信仰一歩手前ですよね。
引き返すべき。

Q035:

坂本:
いとうさんの嫌いな食べ物は何でしょうか。

いとう:
牡蠣がダメです。
生牡蠣もフライも、とにかく牡蠣がダメですね。

他にも苦手な食べ物はあるんですが、頑張って食べることは出来るんですよ。
牡蠣だけが無理すぎて。子供の頃は普通に食べることが出来たんですが。

学生時代は仙台に住んでたんですけど、気仙沼とか石巻とか、海産凄くてですね。
それである時、夕食に本格的な牡蠣フライを食べたときに、
一気に口の中に広がるあのとろおりしたゲル状の、磯の香りと粘着糊を溶き合わせたような、
まろやかな臭みを口腔内いっぱいに頬張った時に、ふとうんこを食べたらこんな感じなんじゃないかと
思った瞬間に吐き気が込み上げてきてしまって、考え出したら妄想が一気に現実味を帯びてきて、
今自分はうんこ喰ってるんだと思ったらもう居ても立ってもいられなくなり、
口元を抑えながら走って店を飛び出して発射しました。
それから牡蠣ダメなんですよね。
人生何が起こるか分からないものですよね。

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Q036:

坂本:
いとうさんがもっとも自分らしく輝ける食べ物は何でしょうか。

いとう:
そんなこと言われたって、ねえ、分かりませんって。
ただ学生時代、卒業して東京に戻ってくる時に、
仙台の友人達が新幹線ホームまで見送りに来てくれたんですけど、
その時に餞別として透明のゴミ袋にぎっしり詰まったじゃがりこを貰いました。
ゴミ袋埋め尽くす量ですよ。
何軒もコンビニをまわって買い集めたんですって。
いいですよね、友情とか。
あ、当時はまだ半透明のゴミ袋が主流だったんですけど、
仙台は先駆けて透明ゴミ袋を義務化したんです。
で、透明だから恥ずかしいわけですよ。それを担いで新幹線に乗るのは。
乗りましたけど。
それで新幹線はいいんですけど、その後に山手線と埼京線に乗らないといけないわけです。
これは迷惑というのを通り越して悪意の域ですよね。
だから新幹線の中でほぼ全部食べましたね。
泣きながら食べてた記憶があります。

自分を取り巻く人達からの目線で自分を推し量るならば、
じゃがりこを食べている時の私が最も輝いている瞬間に見えていたのでしょう。
なんせノンフライなのにサクサクですからね。
ああ、すみませんそれはポテロングでした。
どっちでもいいんですけどね。
何でもいいです細くて長ければ。
きんぴらごぼうも好きです。

Q037:

坂本:
バンドネオンの収録の際には、SCEの山本正美シニアプロデューサーも
スタジオに見学に来られていましたが、山本さんに一言お願いします。

いとう:
とにかく若いですよね。
見た感じも若いし、何と言っても頭の中身がいつも若々しいと思います。
どう形容していいのか迷いますが、SCEのアイデア勝負系ゲームの裏には
常に山本さんの暗躍がある感じ。
面白いということを追求する姿勢が実に厳しい方で、尊敬しています。

飲み会に行くとその場で新しいゲームを考案してくれるので
いつも異様に盛り上がるんですよね。
あれ、全部ゲーム化しちゃえばいいのに、と思いますよ。
売れますよ。私に。

Q038:

坂本:
山本さんにモテる秘訣を聞いてみたいのですが、今度一緒に
聞きにいってもらってもいいですか。

いとう:
坂本さんは今でもモテたいんですか?そうですか…。
嫁だけを一途に愛し続ける人だと思っていたもので…。
あ、別に否定してませんよ。
だって「浮気のテーマ」とかオーダー来たら、浮気経験ないと困っちゃいますもんね。
1人で聞きに行ってもらってもいいですか?

Q039:

坂本:
山本さんは言わずとしれた「勇者のくせになまいきだ。」のプロデューサーでもおられますが、いとうさんの「勇者」でのビブラフォン演奏に対して山本さんは何か言っておられましたか。

いとう:
あの時は、私が演奏を終えてブースを出たら山本さんが満面の笑みを浮かべながら開口一番
「俺はキミの演奏を聴くために生まれてきたのかもしれない」
と仰っていました。

そんなに私自身を肯定されたことなんて今までにない経験だったので飛び上がって喜ぶ自分をイメージしましたよ。脳内で。

ただ製品版だと、肝心のヴィブラフォンの音があまり聞こえないんですよね。
もし「勇者のくせになまいきだ。」シリーズが今後も続いていくであれば、
いかにリコーダーとピアニカを駆逐していくか、というのがヴィブラフォン担当の今後の目標です。

Q040:

坂本:
ビブラフォンですか。それともヴィブラフォンですか。

いとう:
そういうのはどうでもいいので、もっと私のVibraphone演奏を全身全霊で受け止めて欲しいと思います。
「勇者のくせになまいきだ。」の音楽ができるまで。(番外編)

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Q041:

坂本:
メロディオンですか。それともメロダインですか。

いとう:
メロダインのDNA来ましたねー。なまくらミュージシャン救済ツール。
誰だったか、スティーブ・ルカサーかな?が、
「ProToolsは確かに素晴らしいツールだが、これは楽器を演奏出来る人間のためのもので、
決してヘタクソな演奏を修正するためのものじゃない」
みたいな事を言ってましたね。
ホントそう。

新型メロダインも創作的な使われ方をして欲しいですよね。

私ですか?ああ、この現代で何か偉そうな事を言うときは、
自分のことは棚に上げるんですよ。
そうじゃないと何も発言出来なくなっちゃいますからね。
いいんです。

メロディオンについてはよく分かりません。
メロディカなら持ってるんですけど、なんでコレ買ったのかな?
マンションじゃ満足に吹けないことに後になって気付いたんですよね。
買ってしばらくは布団かぶって吹いてたんですが。
今更この唾液にまみれたメロディカをどうすれば…。

Q042:

坂本:
いとうさんの「い」はなんの「い」ですか?

いとう:
いとうの「い」は伊勢の「伊」ですよ。
いとうの「とう」は藤原氏の「藤」です。
苗字というのは昔は地名と役職を組み合わせたものが多かったようですね。

Q043:

坂本:
「名は体を表す」と言いますが、平仮名の「いとうけいすけ」が表すのは具体的に体のどの辺りでしょうか?

いとう:
開業届けを出す時、何も考えずに税務署に行って、
「屋号はどうしますか」、と聞かれて思いつきでひらがな明記にしたんですよね。
活動名なんか何も考えてなかったし、本名そのままもアレだし、カタカナだとなんかキツイ。
それでひらがなです。柔らかいですよね。とても暖かくて柔らかい。
つまり身体の中で、暖かくて柔らかい部分を表しています。

Q044:

坂本:
いとうさんのご自宅は環境的に電磁波がすごい、と伺いました。この作品の作曲でそれが活かされましたか?

いとう:
鉄塔がそばに建っている物件は避けるべし、って後になって知ったんですよ。
もうね、目の前に聳え立ってますよ。
白血病の発症率が高くなるとか、そんな怪情報もありますよね。

現代科学でもってしても鉄塔の電磁波による人体への影響というのは解明されていないようですが。

高圧線の近くだとジジジジとノイズがするので、作品に影響があったかと言われれば、
ある特定の帯域が常に鳴り続けている中での音作りでは、やはり独特なEQ処理をしてるかもですね。
面白い答えを期待しているのかもしれませんが、絶対に真面目に答えますよ。

Q045:

坂本:
いとうさんは高校の教員免状を持っておられるほど歴史にお詳しいですが、自分を歴史上の人物に例えると誰でしょうか?

いとう:
変な質問ばっかりだなあ…。ええと、吉田松陰、ですかね。
通称を吉田寅次郎と言いますが、私の父がこの吉田松陰を好きで、
私に寅次郎という名前を付けようとしていました。婆ちゃんナイス阻止ですね。

寅次郎とは名付けられなかったのですが、その後の教育課程で
松下村塾の思想はガンガン投影されたんじゃないでしょうか?

身はたとえ武蔵の野辺に朽ちぬとも、留めおかましいと思いますよ、大和魂。

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Q046:

坂本:
肉と魚はどちらが好きですか?

いとう:
誰がどう考えても私は肉食だと思うのですが、最近の風潮じゃ私は草食男子らしいですね。
そう言えば今日、とあるラーメン屋に入ったら、壁に
「限定30食!チャーシューの美味しい所だけを抜き出した極厚スペシャルチャーシューメン」
というのがあったので迷わず注文したのですが、これが大嘘もいいところで、
脂身とスジ張った肉の巨大な固まりがどんぶりを覆い尽くしていて、
「余り肉の塊りを体のいいカタチで出してしまえ」的な感じがあからさますぎて、
久しぶりに吐き気を覚えました。
なんか限定商法に見事にはまり込んだ気恥ずかしさでもって帰って寝込みました。
そのあと録画してたライアーゲーム第4話観ました。

Q047:

坂本:
いえいえ、食べ物としてでなく、生き物として。

いとう:
生き物としてなら魚の方がいいような気がしますが…。
え、釣りですか、あ、そうですね、やらないこともないです。
昔はちょこちょこ出掛けてたような、はい。あ、渓流です。海じゃなくて。
そうです。ルアーです。北海道渓流釣り三昧10日間の旅とか、行ったりとか。
どれぐらい巡ったでしょうかね。色んな川とダム行脚して、10日間で一匹釣れました。
岩魚だったかな?北海道には魚が少ないみたいですね。意外な気付きです。

Q048:

坂本:
ヒヨコの雌雄の見分け方を教えてください。

いとう:
高校の友人が実際に鑑別師になってました。世界大会とかにも出場してた気が。
雌雄鑑別の量と速さを競うコンテスト。
多分そういう塩梅。

もう随分昔ですけど、どうやって見分けるの?と聞いたら
『肛門を見るんだよ』
とか言ってたような…。
真偽の程は定かじゃないです。あしらわれただけかも。
とにかく鍵は肛門にあるらしいですね。

この高校の友人は、私と一緒に母校へ教育実習に行ったんですが、
片やゲーム音楽を作っていて、片やヒヨコ鑑別師。
日本は滅茶苦茶ですね。

Q049:

坂本:
「ロクなもんじゃねえ!」の「ロク」ってなんですか?

いとう:
「ロク」というのは「禄」のことで、俸禄を差しています。
禄、つまり米ですね。
江戸時代に武士が貰っていた給料ですよ。
この「禄」=「給料」をすら貰えないようなダメな人を指して、
「禄すら貰えない」「禄もない」「禄でもない」という風に変化してきたんです。
「ロクでなし」というのはその更に亜流ですね。
分かりましたか?勉強になりましたね。全部適当です。

Q050:

坂本:
高校時代のあだ名を教えてください。

いとう:
普通に「けーすけ」と呼ばれてましたよ。
高校1年の時だけはBOOKS、もしくは書店と呼ばれていました。
実家が書店だったから。

毎週月曜日にジャンプを学校へ持って行くのが私のルーチンワークでしたが
そうすると教室に入るや否や「ジャンプー!」と呼ばれるので、
レゾンデートルとは何ぞやという気分になりましたね。

でも今では誇りにすら思える実家の書店。残念なことに2007年12月をもって閉店。
巨大ブックストアにも古書店にも負けず、孤軍奮闘した立派な書店です。天晴れ。

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