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いとうけいすけに100の質問

Q051:

坂本:
「打てば響く」という慣用句があります。いとうさんは自由に打てるなら何を打ちたいですか?

いとう:
はあ。打ちたいもの、ですか。はあ。
竜虎相打ちたいです。誰かと。ライバルとか。いいですよね、好敵手。字面もいい。
音楽の世界に限らず、道を突き進もうとすると、絶えず自分との戦いという厳しい局面に置かれるんですが、そういうときに切磋琢磨する相手がいるというのは本当に嬉しいことだと思います。
人間を導いてくれるのは親兄弟でも親友でも恋人でもない。好敵手がいてこそ己の成長があるのだと思います。

Q052:

坂本:
どこが響きましたか?

いとう:
どこがって、そりゃあ、胸の奥にじいんと響いてきませんか?
私いま良いこと言いましたよ。

こんな風に言葉が共鳴して胸が熱くなるのは、音楽ととてもよく似ていますよね。
共振して広がっていく感じがすごくいいです。

あ、そうすると一見このしょうもない質問群も
意外と音楽の奥深さを絶妙に突いた、良質な質問なのかも。
質問者なかなかやると思います。

Q053:

坂本:
響いてみてどう思いましたか?

いとう:
だから胸の奥がじいんとしたんですよ。
同じような質問、と見せかけてこれアレですか?
リフレイン効果とか。歌詞の世界でよく聞く、あのアレ。
でもリフレイン効果って要するに強弁とかマインドコントロールに近いですよね。
言いたいことは一言で簡潔に済ますべき。
歌詞の重複が許されるのはアニメソングだけ。

Q054:

坂本:
ドラえもんの最終話はどうなるのでしょうか?

いとう:
詳しいことはよく分かりませんが、以前ドラえもんの劇中BGMが欲しくて欲しくて
サントラを探し回ったことがあります。
(キャスト入れ替え前の、菊池俊輔さんの劇伴)
札幌、東京、千葉、栃木、宮城の色んなCDショップを回り、
最終的に福島の郡山でようやく買えました。
まだamazonとか無い時代ですね。
探しましたよ。見つけた時は膝を打ちました。
あの、アレですよ。
デッデデッデデデッデデッ、パクパクパク、
デッデデッデデデッデデッ、テレテテテレテテテー、
ってやつ。
勿論分かりますよね?
あの曲は歴史に名を残すと思います。

Q055:

坂本:
作曲の時に心がけていることがあったら教えてください。

いとう:
ようやくまともな質問になった…。
私が心がけているのは「楽器を使わない」ということです。
音楽って自由なんですよ。何をやっても自由。
この「自由」という部分を最大限守ってやることが大事なんです。

だから作曲は完全に頭の中だけで行います。
キーボードやギター等は、あくまで入力デバイスであって、
頭の中身を具現化するための道具にすぎません。

中には楽器固有の響きやフレーズもありますよね。
そういう特定の楽器に向けて曲を書くときは、
楽器を弾きながら作曲する方が良いものが出来ることもありますが、
その場合は完全に作曲者の演奏技術内に収まった作品にしかなりません。

脳を自由に羽ばたかせるために、作曲時には一切の動作を切り離すのが良いと思います。
思い切ってお手持ちのデバイスを捨ててください。
Nord electoro3とかVirus TI とかは私にください。

V-SYNTH…V-SYNTHか…あれは凄いシンセサイザーでした…が、発売日に買ったけど、結局タイムトリップパッドがコースターとして大活躍。
そこに置いた湯飲みをこぼさないように気を付けることで無駄な動きのないストライド奏法を体得出来ました。
Rolandさん本当にありがとうございました。

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Q056:

坂本:
バイクの運転の時に心がけていることがあったら教えてください。

いとう:
すり抜けはしないという事ですね。

細身で、加速のいいバイクなら良いんですが、
鈍重なヤツが信号の前に踊りでて、青になると同時に後続をブロックする様は怖気を震いますね。

こないだすり抜けて車列の先頭に出て、信号が変わって最大限の加速をしたはずなのに
後ろからもの凄く煽られて、よく見たらシーマでした。申し訳なかった…。
身の程を知るのが大事だということですね。

あとはエンジンブレーキを効率よく使うというのも重要です。
速度調整でいちいちブレーキを踏むと、ブレーキランプの連鎖で渋滞を引き起こすんですよ。
大きな視点で見ると。
流れにのりつつ、エンブレで微調整をしていけば何かとスムーズで
なおかつブレーキパッドにも優しいと思います。
みんな免許取って一緒に走りましょう。

Q057:

坂本:
リンスの時に心がけていることがあったら教えてください。

いとう:
まず私はリンスを使いません。コンディショナーですね。
何が違うのかというと、リンスがより頑張ってるヤツがコンディショナーです。
やる気が違うわけです。

特に難しい使用法もありませんが、よく“すすぐ”ことですね。
余計な油分を残さないようにしっかり洗い流します。
毛髪そのものも大事ですが、頭皮を清潔にすることを心がけてください。
植物でいえば土壌の部分ですからね。
そこから栄養を吸収しているので、最も大切に扱うべきなのが頭皮です。
多分。

Q058:

坂本:
ずばり今、何ヘルツですか?ヘクトパスカルでもいいです。

いとう:
私のWC周波数がだいたい0.0000578703704Hzです。
真面目の答えるのも馬鹿馬鹿しい程に正確な情報ですよ。

Q059:

坂本:
携帯の予測変換候補の先頭を全て惜しみなく晒してください。

いとう:
あ…アジア
い…いてきもす
う…馬公
え…延期
お…お願いしまあす
か…買い物いてきもす
き…京都ロイヤル
く…クリアしもせ
け…ゲット
こ…コンピリート
さ…さっさと
し…しもせ
す…すまにゅ
せ…世知辛い
そ…そやねん
た…誕生日
ち…チェイス
つ…捕まえた
て…電話くでや
と…とーちゃん
な…なんかあたら
に…忍
ぬ…ヌード
ね…年金
の…乗り込んだ
は…はよねろや
ひ…ヒルズ
ふ…プログラムチェンジ
へ…便利
ほ…ぼるっさいね
ま…満喫
み…ミションコンピリート
む…迎えに
め…飯
も…もうちょい
や…やっと
ゆ…ゆっくり
よ…世の中クソ
ら…らひん
り…理解
る…留守電
れ…練習するけどね
ろ…ロイヤルヒルズ
わ…わからん
を…をば
ん…んじょも

Q060:

坂本:
乗っているクルマは何ですか?

いとう:
男にとって車と女は似ている、とかありましたね。
1台を大切に乗る人は1人の女性を愛するとか、
短いスパンでどんどん買い換えていく人は女を取っ替え引っ替えとか、
新車主義とか色々。
私は車持ってませんけど。

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Q061:

坂本:
腕時計は何を使っていますか?

いとう:
男にとって時計と女は似ている、とかありましたね。
1本だけを愛用している人は1人の女性を愛するとか、
何本もコレクションしている人は女もコレクションするとか、
お洒落として時計を身につける人は女も飾りとしか見ていないとか。
私は腕時計付けませんけど。

Q062:

坂本:
1日の生活リズムを教えて下さい。

いとう:
そうですね。だいたい朝7時~夕方6時のどこかで目覚めます。
その後紆余曲折を経て、だいたい朝7時~朝6時のどこかで就寝ですね。

これは何とも言えないんですけど、規則正しい生活が健康に良いのは当たり前ですが、
規則正しい生活は脳に規則的な思考パターンを植え付けてしまうので、
それを避けるためにも、もう自由に生きてていいんじゃないでしょうか?

睡眠時間だけをしっかり確保すればいいんですよ。
直射日光を浴びるのも大事ですが、朝日に限定しなくてもいいような気がします。
夕日に包まれながら起きるのもいいものですよ。うちは東向きですが。

気分の浮き沈みが激しい人にはお勧め出来ませんが、
心が比較的安定している人はもう縦横無尽に寝起きすればいいと思います。

Q063:

坂本:
今までで最も心に残ったゲームは何ですか?

いとう:
『桃太郎電鉄』シリーズですね。
このゲームは凄いですよ。非常に深いと思います。
人を信じることの素晴らしさと、人を信じることの難しさを教えてくれます。

自国の地理も覚えられますし、全国の名産も覚えられます。
国内の物流は未だに陸送がメインなんだと気付かせてもくれます。

自然災害の前では人間がいかに無力か思い知らされます。
投資という概念を幼少の頃から体験出来る所も凄い。
所得再分配を体験出来たりもするという。

昔、とあるゲーム会社の入社試験を受けたとき、
「好きなゲームについて存分に語れ」という筆記試験があったので、
桃太郎電鉄について存分に語ったら落ちましたけどね。

私が好きな戦い方は、とびちりカードを買えるだけ入手して無差別テロですね。
これはいいですよ。日本列島糞まみれです。爽快。勿論バキュームしません。
それで相手を冬の日本海に閉じこめたときは思わず拳を天に突き上げますね。

Q064:

坂本:
本とか読みますか?

いとう:
はい。本屋だったので。
漫画と小説ばっかりですけどね。

低俗と言われようが何と言われようが筒井康隆の「虚航船団」が素晴らしいですね。

名作と呼ばれる小説は冒頭の一文だけで引き込まれると言いますが
「まずコンパスが登場する。彼は気がくるっていた。」
この導入だけで脳髄を電撃が走りますよね。

人間はどこまでを感情移入の対象に出来るのか、という実験のために
精神的に常軌を逸した、擬人化された文房具が沢山登場します。
それで…ええい、あとは買って読めばいいんじゃないでしょうか。

読書は趣味ではなく、息を吸うのと同じぐらい必要なものとして捉えるといいと思います。
活字から印象を取り出して頭の中で無限に想像することです。
いい訓練になりますよ。

Q065:

坂本:
独学で音楽理論全般を学び、そのオーケストレーションには定評があるいとうさんですが勿論クラシック音楽全般に対して深い造詣がありますね?

いとう:
幼少の頃からクラシック音楽を深く愛してきました。
せっかくですので皆さんもクラシック音楽が好きになるように噛み砕いて紹介していこうとおもいます。

まずベートーベン。ええと、これは有名ですね。
ロボです。
他にも、エルガー、バーンスタイン、ドビュッシーなんかもロボです。

ドヴォルザークは変形メカで、それぞれケージ・シベリウス・ベルリオーズ形態に変形し、またウェーバーという専用武器があります。

ヴェルディとバルトークは合体ロボです。
合体してヴィバルディになりますね。
合体する時にガァシュィーンと音がします。

女性専用ロボ・シャブリエに搭乗するのがサティ。
(サティの本名はサンマルティーニ)
この物語の主人公です。
シャブリエはクレメンティという不思議な治癒能力でロボを治します。

これらのロボを搭載するのがプレイエル級強襲揚陸艦ブルグミュラー。
艦長はゴメスです。

だいたいこの辺がスメタナ帝国と戦う正義のロボです。

帝国側にはワーグナーという悪のボスがいて、ラフマニノフ・バラキレフ・プロコフェエフ・サルマノフという凶悪な四天王ロボが立ちはだかります。
ハイドン砲という、世界の平和を脅かす恐ろしい兵器を持っています。

このハイドン砲というのは、スクリャービンという音のエネルギーを回転エネルギーに変換する原動機を装備していてとにかくもの凄い威力です。

対するラヴェル連邦では、あ、言い忘れましたが正義の側がラヴェル連邦です。

で、そのラヴェル連邦がハイドン砲の驚異に対抗するために作ったのがベネディクトカノンです。

このベネディクトカノンというのはフォーレ・エナジーを結晶化してホルスト体と融合させることによって取り出せる純度の高いライヒが発生させる高磁場帯(メンデルスゾーン)を極限まで圧縮させる、あ、もういいですか?
ここから盛り上がっていくのに。いいんですか。やめちゃって。
あ、長いですか?そうですか。ええー、残念です。
まだまだこれカラヤン…。

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Q066:

坂本:
お気に入りの靴をひとつ。

いとう:
結構な頻度で買い換えていくので、古いものが無いのですが、
唯一学生時代に買ったアルフレッド・バニスターの靴が一足。
懐かしさで捨てきれずにとってあるだけですが、美しいフォルムですね。

私は足のサイズが28.5cmなので欲しいと思っても大概サイズが無いんですよ。
最近はダイエーで1500円の靴を愛用していますね。サイズがあるので。
「足元を見る」という言葉は靴を見てその人を判断するというところから来ているそうですが
知ったこっちゃないです。
馬鹿の大足などと揶揄されながら
欲しい靴を諦め続けていく苦しみを侮らない方がいいと思います。

Q067:

坂本:
国内旅行で最高の記憶は?

いとう:
やはりバイクで四国に行った時でしょうね。
四国に住んでいる友人を訪ねる旅だったんですよ。

その時自分でもよく分かりませんが、高速のどこかで財布を落としたんですよね。
財布の中には免許証・保険証・銀行、郵便局のカードに現金10万円、高速の半券、
要するに重要なものが全部一瞬にして消えたわけです。

中央高速から延々岡山までバイクで走って。夜9時ぐらいですかね。
結構な雨の中、岡山あたりのSAに入って何か食べようと思ったら財布が無い。
焦りましたよ。
もうね、携帯電話が生命線で。

SAのインフォメーションセンターは当然シャッター下りてるし、
どうしたもんかと思って警察に電話したんですよね。
そうしたら「事件ですか?事故ですか?」と来たもんですよ。
動顛していたので「事故と言えば事故ですが私にとっては大きな事件です」とか、
もうしどろもどろでしたね。で、財布を落としたから捜してくれませんか、と無茶振りですよ。
「どこの辺りで落としたのですか?」と聞かれて、もうさっぱり。
「琵琶湖から岡山のどこかで落としました」って正直に言うしかない。
鼻で笑われて終了ですよ。

そういう悲惨な幕開けで始まった四国旅行が、数々の奇跡を経て
素晴らしい記憶に変わるんですから日本もまだまだ捨てたもんじゃないと思いました。

Q068:

坂本:
同じく海外旅行はどうでしょう?

いとう:
飛行機がダメなんです。だからパスポートも持ってません。
多分一生日本を出られないんじゃないかと思います。
みなさんよく乗れますね。異常ですよ。
飛行機は乗れるけどジェットコースターはダメだという人がいますけど、あれはどういうことでしょう。
私はジェットコースターは大好きです。
サンダードルフィン、フジヤマ、バンディット、レジーナ、いいですね。
最高だと思います。
何と言っても接地感がいい。心が安らぎます。
大地に根を張った建造物の上をいくら高速で疾走した所で怖くも何ともありません。

ところがあの飛行機、お空をふわふわ漂って不安定極まりない。
地に足が付いていない恐怖を伴う。
これに恐怖を感じないということは完全に想像力の欠如だと思います。

私は常々思うんですが、あの飛行機というやつはどうして空を飛んでいるんでしょうね?
あんな鉄の塊が宙に浮くなんて、どう考えてもおかしいんです。
文字通り、飛んでもないことです。
重力を振り切って空へ、という発想が凄い。
凄い傲慢。
地球に喧嘩売ってるわけですからね。
神々の怒りを受けますよ。
私の読みでは、鳥類とかそのうち滅ぶんじゃないかと思います。

Q069:

坂本:
そろそろ音楽の質問に戻ります。Windows派?Mac派?

いとう:
圧倒的にWindowsですね。最初に買ったシーケンサー(DAW)はCubaseです。
これは、友人が使ってたという、ただそれだけの理由で。
色々教えてもらえる、というだけで選びましたね。
この友人はMacを使っていたので、その環境も合わせようと思っていたんですが、
今と比べると当時のMacはそんなに格好良くなかった。
Windowsなら色んなゲームも出来そうだ、ということでWindowsにしました。
結局そのままWin+Cubaseという組み合わせで今に至ります。

Cubase以外にDAWは全く使えません。Logicのデモ版を触ってみても音を出すに至らず。
Performerも、あの箱の具合がよく分からなくて挫折。
Visionは…懐かしいですね。開発終了でフリーソフト化したときに、ダウンロードして付属のVSTプラグインだけ拝借した記憶しかないです…。

今になって思えば、ゲーム開発用アプリとDAWを併用するならWindowsで正解でした。
新しいMacを見るたびに格好良いと思うんですが、まだまだWin環境からは離れられないですね。
純正ツールはWin/Macハイブリッド化しているんですが、メーカー独自のオリジナルアプリを使うことも多いので。

でもMac欲しいです。

Q070:

坂本:
マスターキーボードは何を使っていますか?

いとう:
YAMAHA P-140 です。
電子ピアノですね。もともとピアノを弾くので、鍵盤は重いタッチで88鍵が欲しかったんですよ。
ピッチベンドもモジュレーションもDAW側で書けるし、思い切って排除してしまえ、ということで
電子ピアノをマスターキーボードとして使っています。
というか、本当にただの入力デバイスです。

最近のVSTiはモジュレーションホイールに色々アサインしてあることが多いので
結構困ってるんですけどね。
かといって上に色々と物をのせるので、大きな液晶が付いてたり、
ツマミやノブが並んでいるのも困るんですよ。
もう電子ピアノしかなかったんです。

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Q071:

坂本:
詩先と曲先、どちらが作りやすいですか?

いとう:
あまり歌物を作らないのでそこまでこだわりもないんですが、
同時制作がベストなんじゃないでしょうか?
どちらかといえば、字余りの言葉をメロディで自由に微調整出来る詩先の方がいいかなー
とは思います。
作詞のお仕事もお待ちしております。

Q072:

坂本:
ここで一句。

いとう:
Recycle!…
  QLSO…
    Stylus…

凄く好きだったのになぜかあまり使わなくなっていったソフト達…。

Q073:

坂本:
勝負パンツ、持ってますか?

いとう:
甲冑パンツ買いました。だってオラはミーハーだから…。
甲冑パンツ(豊臣秀吉モデル)

Q074:

坂本:
そういえばいとうさんは以前うちに4500万の見積もりを提示してきたけど、アレは何のつもりだ?

いとう:
勿論アレには色々と意味がありました。

私は作曲に入る前に、色々と世界観を深めるために冥想状態に没入します。
より深く作品を理解するために必須の儀式ですよ。
世間的には現実逃避とかいうやつですけど。

それで今回、銃声とダイヤモンドでも儀式に入ったのですが、
舞台設定が限りなく現代に近いため、なかなか思い切った空想世界へのダイブが出来ないんですね。

そこで、まずは「交渉」というものを実体験してみようと思ったんですよ。
一口に交渉といっても色々あるんでしょうが、やっぱり金額交渉が王道かな、と。
丁度いい具合に、実家の近くに新築防音マンションが建ちまして、それが4500万円でした。
そこで、「よし、4500万円いただくとするか」となったんですね。
もしかしたら何かの手違いで坂本さんが見積もりを受理してしまうかもしれませんからね。
やってみて損は無いと判断し、交渉スタートしました。
そうしたら坂本さんから4500円の発注書が届きましたね。
なかなかのネゴシエイターぶりでしたよ。

Q075:

坂本:
お洒落で気を付けていることはありますか?

いとう:
例えばバイエル終了程度の人間がベーゼンドルファーとかベヒシュタインとか
妙なムラっ気を出してみたところで楽器の持つポテンシャルを引き出すには程遠いと思いませんか?

お洒落というものも突き詰めていくと「どんな服を着るか」ではなくて
「服をどう美しく見せるか」になってきます。
洋服の持つポテンシャル、これを引き出してあげないといけません。

つまり大事なのは洋服ではなくて自分の身体なんですよ。
美しい肉体が洋服を輝かせるのです。シルエットですからね。勝負所は。
高価な洋服を買うよりは腹回りの無駄な肉をこそぎ落とすことに尽力すべしと言いたい。
私ですか?私はそもそも靴も服もダイエーですし。別にいいんですもうそういうのは。

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